DSペンスキーのジャン・エリック・ベルニュは、4位に終わったフォーミュラEモナコE-Prixを振り返り、自分がチームメイトの前を走っていれば、ジャガー勢の好きにはさせなかったと語った。
ベルニュは31周のレースの大半を、チームメイトであるストフェル・バンドーンの後ろで走り、4位でレースを終えた。
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一方、レース途中でワンツー体制を築いたジャガー勢は、ポジションを落とすことなく2度のアタックモードを消化できるようミッチ・エバンスとニック・キャシディが協力。片方が後続のマシンを抑えている間に、首位を走るマシンがリードを広げるという戦い方を見せた。
この作戦が功を奏し、ジャガー勢がワンツーフィニッシュ。エバンスが優勝を果たした。
ベルニュは、もし自分がバンドーンを交わして3番手になっていれば、ジャガー勢に仕掛けることができたはずだと語った。
「もし僕が(バンドーンを)パスしていたら、間違いなく何か試していただろうし、ジャガーのドライバーたちにゲームをさせたり、葉巻を吸わせたりはしなかったはずだ」
「表彰台を狙って、ストフェルを最後に引き離す準備はできていたけれど、レース中ずっと何もせずに座っているつもりもなかった」
「言うまでもなく、彼はパスできなかった。僕を前に出してほしかったし、それで僕もパスできなかったら、喜んで彼にポジションを戻していただろう」
「ストフェルは何も悪くない。良いレースをした。今日は僕が明確なナンバー2で、後ろに控えるだけだったことが悔しいだけだ」
一方、2022年のソウルで2位になって以来の表彰台獲得となったバンドーンは、「レース序盤はとてもうまくコントロールできたし、最初のアタックモードを使うまでは、まだリードしていた」と語った。
「それでもまだ、アタックモードを使っていないジャガー2台の前にいた。だからその段階では、良い感じだと思っていた。負けたと感じたのは、僕が2度目のアタックモードを使ったときだ」
「もう少しでジャガー2台の間に割って入れそうなところだった。もしそれができていれば、今日のレースは違ったものになっていただろうし、優勝のチャンスもあったはずだ」
ポールシッターながら5位に終わったパスカル・ウェーレイン(ポルシェ)は、上位で真っ先にアタックモードを使用。この際に5番手にポジションを落とし、そこから挽回できなかった。
ただ、キャシディに7ポイント差をつけ、ポイントリーダーのままモナコを後にした。
ウェーレインは「彼ら(ジャガー)はすごく上手くゲームをした。互いにギャップを広げ、サイドバイサイドでブロックをした。2台とも前にいたことが、メリットになったと思う」と敗戦の弁を語った。
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